刺激性下剤であるピコスルファートは、大腸内の細菌より分泌される酵素アリルスルファターゼにより加水分解され、活性を有するbis (p-hydroxyphenyl) -2-pyridylmethane(BHPM)に代謝されます1) ~ 4)。BHPMは腸管蠕動運動の亢進作用及び水分吸収阻害作用によって瀉下作用を示します。
塩類下剤であるマグネシウムは、吸収されないまま腸に留まることで浸透圧を上げ水分を貯留し蠕動運動を刺激します。炎症性メディエーターの産生などの他の作用が関与する可能性もあります。合わせて、コレシストキニンの遊離を刺激し、腸管内水分や電解質の貯留をきたし腸管蠕動運動が亢進します5)。
BHPM:ピコスルファートの代謝物
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