日本ケミファ株式会社

薬剤師向け情報集

2025年を見据えた薬局マネジメント -人材育成の観点から-

第4回 「頼まれごとは試されごと」と考えよう

  • 著者:全国薬剤師・在宅療養支援連絡会 会長
  •     栃木県薬剤師会 会長
  •     株式会社メディカルグリーン 代表取締役社長
  •     大澤 光司

■「~(だ)からこそ、やってみよう」

  1. 前回、「何か頼まれたら0.2秒で『はい、分かりました』と受けましょう」と言いました。
    それが自己成長のチャンスになるとも。

  1. 「0.2秒で」というのは、「あれこれ考えずに受けよ」ということで、考える時間が長くなるほど「難しそうだから、できない」、「忙しいから、できない」といった言い訳が出てきてしまいます。
    そのため、「つべこべ言わず、即、引き受けよう」、「どうやるかは引き受けたあとに考えよう」と提案しているわけです。

    そして、頼まれたことが難易度の高そうなことだったり、忙しくて取り組む時間がなさそうだったりした場合は、「難しそうだからこそ、やってやろう」、「忙しいからこそ、やり遂げてやろう」と「こそ」をつけて前向きに考えること。
    これが、「二つ返事で引き受けることが自己成長につながる」ということなのです。

    仕事への姿勢ですが、「頼まれごとは試されごと」と考えるのがいいと思います。
    これは10年くらい前に、ある人の講演で聞いた受け売りですが、「その通り!」と非常に共感しました。
    そもそも、人に何かを頼むとき、「できそうにない人」には頼まないものです。
    「あの人ならできるのでは?」と期待するから頼むのです。
    それを、「私はいまこれをやっていて忙しいですから」なんて断られると、ガッカリですよね。
    また、断る理由として「やったことがありませんから」では、何もできませんし成長など望めません。

    いま、どの薬局でも在宅医療への参入の可否、あるいは参入の仕方に苦慮していると思いますが、「やったことがないから」を理由に及び腰になるのは感心できません。
    そんなことを言っていたら、いつまでたっても参入できません。
    「経験がないからこそ、挑戦してみよう」と「こそ」をつけて前向きに考えるべきではないでしょうか。

    頼まれごとを引き受けたら、依頼者の予想を上回る結果を出そうとする姿勢も大事です。
    自分の力量で十分できることであれば、きっちりやるのは当たり前。
    目指すべきは、初めての業務にも果敢に取り組み、さらには依頼者の予想を上回る結果を出すよう努めること。
    それが自分を成長させるのです。

    以上のようなことから、当社のクレドには「何事も『頼まれ事は試され事』ととらえ、依頼者の事前期待を超える結果を残せるよう努力します」という一文があります。

    何事も「はい」と気持ちよく引き受け、よい結果を出したり、一生懸命に取り組む姿を見せたりしていると信頼が生まれます。
    「次もあの人に頼みたい」と思われるようになり、もしもこちらが困ったときには手を貸してもらえるようにもなります。

    頼まれごとを気持ちよく引き受け、一生懸命取り組むことは、患者さんや他職種から信頼を得るための大事な姿勢だと思います。

■何事も最初が肝心

  1. 「相手の予想を上回る結果を出す」ということについて、私は新人にこんなたとえ話をします。

    真夏のものすごく暑い日に、先輩から「みんなのために外の自販機で冷たいジュースを買ってきて」と頼まれました。
    「はい、分かりました」と買ってくるだけなら、それはごく普通の対応であり、誰の注意も引きません。
    けれども、全速力で往復して汗だくになって戻ってきたなら、「そんなに慌てなくてもよかったのに」とびっくりされることでしょう。
    「すごい人だ」と感心されるか、「面白いやつだ」と半分あきれられるかは分かりませんが、ともかくインパクトは与えられます。
    さらに、その先輩は「こんな新人がいる」と周囲に言って回るかもしれません。
    そうなれば、あなたの存在感のアピールになります。

    職場の先輩たちにとって、新入社員は未知なる存在であり、どんな風貌でどんな性質なのか、着任するまで分かりません。
    そのようなことから、新人研修では最初の3日間があなたの印象を定着させる大事な期間として、「早出、あいさつ、掃除」を励行するよう促しています。
    初日から3日間、誰よりも早く出社し、元気にあいさつし、掃除を頼まれたら徹底してきれいにすれば、「君はそういう人なんだ」と好印象を持たれますよ、と。
    反対に、最初の3日間、出社は始業時間ぎりぎり、あいさつは元気なく、掃除を頼めばいい加減……というのでは、「そんな人」という悪い印象になってしまいます。
    そして、たとえ4日目に「早出、元気なあいさつ、徹底した掃除」を実行しても「どうかしたの?」と訝られてしまうでしょう。

    この「最初が肝心」については、ベテラン薬剤師にも応用できることだと思います。
    初めて処方箋を持ち込んできた方に、明朗な対応をし、疑問や不安にも丁寧に答える薬剤師であれば、「信頼できそうな薬剤師だな」と思われることでしょう。
    そもそも一般の人は、ファストフード店などと違って、薬局に「明るく元気な対応をしてくれるところ」という期待感が低いかもしれません。
    ですから、「こんにちは。今日はどうされましたか?」とハキハキと対応するだけでも、来店者にはかなりのインパクトとなるのではないでしょうか。
    本連載の中で、「自分が変わることで事態を好転させられる」と言いましたが(第2回参照)、自分たちの立ち振る舞いしだいで、薬局のイメージは画期的に変わるのではないでしょうか。
    そういう意味で、薬局にはまだまだ開拓する余地があります。

    さて、最終回となる次号では、少し視点を変え、「”蝶”が集まる職場づくり」について考えたいと思います。

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